大健闘じゃないでしょうか。この世代は「お調子者」と形容されているようですが、このまま調子をこいたままオリンピックに行ってもらいましょう。身体的にはまったく負けていなかったし、良い意味で自信にみなぎっています。カウンターから個人技にやられて1失点しましたが(この辺は流石)、大チャンスも作ったし、ときどき大ピンチはあったものの、全体としてはワールドクラスのアルゼンチンの攻撃陣をよく抑えていました。本番が楽しみです。
しかしすごい嵐でしたね。私の住んでいるところは国立競技場から20キロも離れていないのですが、雷鳴は轟いていたものの、その時間は雨は降りませんでした。今も小雨がぱらついている程度です。
U23 Japan 0 - 1 U23 Argentina
Italy re-appoint Lippi
Italy re-appoint Lippi
リッピ再任です。ドナドーニは、僕がセリエAを好きになった大きなきっかけであるミランの黄金期を支えたメンバーなのでどうしてもひいき目に見てしまうのですが、カンナバーロを欠き、ピルロ以外に中盤を構成できる選手のいない今大会のメンバーでは、誰が監督をやってもベスト8より先に進むことは難しかったと思います。また、初戦で思いのほかにマテラッツィが守備を統率できずに大敗し、緊急にチームを立て直さなければならなくなったという誤算もありました。既存のメンバーで最も可能性の高いサッカーが、ドナドーニの取ったウルトラ消極的な戦術です。もっとメンバーが充実していれば違うサッカーもできたはず(だと思いたい)。
また、W杯で優勝してモチベーションを維持することも難しかったはず。ジローラモのコメントはいつもあまり当てにならないのですが、今回の「リッピのいやらしい計算」、つまりユーロでの勝算は良くなかったので敢えて一度退任したというのはあながちウソでもない気がします。
今さらですが…Germany 3 - 2 Turkey
トルコの方が面白いサッカーをしていたのに、残念。対するドイツは枠内シュートがわずか3本なのに3得点。腹立たしいまでの効率です。
今大会は「運」が勝敗を分ける大きな要素となっていますが、ここに来てトルコは運に見放されました。決勝点となった終了間際のラームのゴールはきれいなワンツーからでしたが、その直前にラームが切り返した際にマークについていたカジムが滑って転倒したためにラームはフリーでシュートを打てたんです。しかもカジムはそのまま負傷退場。勝負の女神は本当に気まぐれです。
サッカー漬けの週末、一応この試合も見ました
主力選手を欠いた相手に対して相変わらず冴えない内容の岡田ジャパンでしたが、守りを固めた相手を崩すという意味ではよい練習になったと思います。
しかし、たかが消化試合でなぜ岡田監督・選手たち・マスコミはこぞって熱くなっていたのでしょうか? こういう試合だからこそ、新しい選手の組合せを試すとか、既存の選手を使うのなら新しい崩し方を試すとかをしないともったいないと思うのですが……結果的に、前半5分に俊輔のPKを外した+たまたま岡田監督が「勝負にこだわった」からこそ「攻撃の練習」という点で有意義な展開になった訳で、逆にPKが決まってしまって相手が攻めに転じていたとしたら何の意味もない試合になってしまった可能性すらあります。
でも相手がゴールエリアに9人を入れて守っていたとはいえ、あれだけボールをキープして得点は偶然入ってしまった1点だけというのはなんとも寂しい。シュートが枠に飛ばない、というのは監督の問題じゃないのですが、岡田監督は「点が入らないならチャンスをたくさん作ればいい」と言っている割にはチャンスを作るアイディアがないように思えてしまうのは私だけでしょうか。
ちなみに、知り合いの外国人サッカージャーナリストと先週メールでやり取りする機会があったのですが、彼によれば「長期的に考えれば岡田で良いと思う」とのこと。なので、少し公平に試合を見ようと努力したのですが、それでも納得はできませんでした。
Reuters | Freak goal gives Japan 1-0 win over Bahrain
France 0 - 2 Italy
やっと見ました。
リベリーの負傷退場は本当につくづく気の毒だったし、フランスにとっては不運。足首の靱帯を断裂しているとのこと、一日も早い快復を祈ります。
アビダルの退場は順当だと思いました。それまでもトーニに手を焼いていたし、仮に退場になっていなくてもいずれはまた決定的なピンチを招いていたでしょう。最近あまりヨーロッパのリーグを追えていないのでアビダルをよく知らないんですが、本職はバックではないとのこと。英語の実況は定位置外での起用を疑問視するコメントを連発していました。
トーニはシュートを外しまくっていましたが、動き自体は良いです。だからこそたくさんチャンスに絡んでいるんです(それを潰しているのも事実ですが)。このように、微妙な差でシュートが入らなくなることってあるんですよね〜。でもちょっとしたきっかけで修正できれば、今度は大当たりする可能性もあります。すごくシュートのアイディアもいいし、元来正確なシュートもできる訳ですし。大会中にきっかけをつかむことを祈るばかりです。
次のスペイン戦、出場停止でガットゥーゾとピルロを欠いた布陣になります。特にピルロは攻撃の核なので痛いです。その点に関連して、ドナドーニ監督の采配がすごく堅実で感心しました。同時進行の試合でオランダが先制したとの情報が入ってすぐにピルロを下げ、アンブロジーニを入れたのですが、これはたぶん次戦に向けてコンビネーションを確認する意味もあったのだと思います。結果としてはアンブロジーニは試合の流れにあまり入れていませんでしたが、カッサーノが攻撃の組み立てに頑張っていたし、ベンチにはデルピエロもいるので穴は十分に埋められるはず。
日曜夜が楽しみ
Thailand 0 - 3 Japan
タイがあまりにも消極的だったので拍子抜けでした。それでも前半はCKからしか得点できなかったのはちょっと物足りなかったなぁ。特に香川と内田はせっかく先発起用されたので、同世代のU23代表に倣ってもっとガツガツやってほしかったけど、チームの雰囲気の中で萎縮しちゃっているんでしょうか。
気になったのは、途中交代で出場したタイの選手(7番か11番?)のスピードにトゥーリオが対応し切れていなかったところ。その辺は個人的な能力もあるので仕方ない面もありますが、そうであればDFをもう1人カバーに当てるなどしないと、より力のあるチームと対戦した時に致命傷になりかねません。
ところであの高温多湿の中でもタイの選手は何人か長袖でプレーしていました。私はタイ在住経験があるのですが、たぶんあれは熱心な仏教徒の肌を露出することに対する抵抗感からではないかと思います。
何はともあれ、バーレーン−オマーン戦が引き分けに終わったお陰で最終戦を待たずに3次予選突破。最近、岡田監督が記者会見の度に「内容よりも勝負にこだわる」と語っているのは、戦術的なアイディアがないための言い訳だと疑っている私。次のバーレーン戦は消化試合なので、勝負よりも内容にこだわっていろいろ試し、私の疑いを晴らしてほしいものです。
Italy 1 - 1 Romania
いやあ、イタリア良いサッカーしているんだけどなぁ〜……ツキがないというか、詰めが甘いというか。
オランダ戦はビデオの設定を失敗して見ていないんですが 、この試合を見る限りではなぜ3失点を喫してしまったのか不可解。それだけオランダの攻撃が突出して良いのでしょうか? フランスーオランダもまだ見ていないのですが、結果だけを見るとそう考えざるを得ません。
試合評を見ると、オランダ戦はマテラッツィがあまり守備を統率できていなかったということなんでしょうか。この試合で大幅にメンツを入れ替えたバックラインでは、キエッリーニとグロッソが攻守にわたって非常に良かったと思いました。得点をしたパヌッチが、PKを献上したほか、1対1でも結構抜かれて意外とネックになっていた印象です。前がかりになっていた分、中盤の後やサイドに空いたスペースを突かれてピンチになる場面もありましたが、思ったほどカンナバーロの穴も感じませんでした。
W杯決勝と同一カードになる次のフランス戦はどっちが勝っても、ルーマニアがオランダに勝ってしまうとただの徒労に終わってしまう状況。オランダは決勝トーナメントに向けて主力を温存するんだろうなぁ。控え組に頑張ってほしいものです。
話は変わりますが、ルーマニアのムトゥがPKを外した後にすっかり気力を失ってしまったのにはちょっと驚きました。交代させられてベンチに下がっても泣きそうだったし。立ち直ったとはいえ、まだまだメンタルはひ弱なのかなぁと思いました。
Japan U23 0 - 0 Cameroon U23
試合後に反町監督も「得点力不足は相変わらず」とコメントしていましたが、なんのその、チャンスはたくさん作っていました。非常に面白い試合でした。
何より、選手たちの自信がみなぎっていました。体の大きいカメルーンの選手たちに当たり負けしないので、攻守ともに迫力満点。ルーズボールはことごとく拾ったので、ボールを圧倒的に支配し続け、後半はカメルーンの選手たちがイラついてファウルをする場面が目立ちました。
攻撃陣では特に本田(圭)、梅崎、谷口、李が良かった。水野はラストプレーでFKをバーに当てるなど、セットプレーでは存在感ありましたが、流れの中では今ひとつ入り切れていないのが気になりました。
よく「荒削り」と言われる世代ですが、この試合を見る限りではラストパスの精度は最近のフル代表以上。代表を丸ごと入れ替えても良いのでは? とさえ思ってしまいました
Oman 1 - 1 Japan
勝てた試合でしたが、同時に負けてもおかしくない試合でした。
主力が復帰したオマーンは5日前に対戦したチームとはまるで違う印象。守備も安定していたし、カウンターに元来の鋭さもありました。猛暑の影響もあったのでしょうけど、トゥーリオ、中澤ともにオマーンFWのスピードに手を焼いていましたね。先制点のFK、そして楢崎が防いだPKにつながったファウルはどちらもトゥーリオが相手のスピードに対応しきれずにやってしまったものでした。
それにしても日本の試合運びの拙さが気になりました。前半は足元へのパス回しばかりで、ボールは持ててもゴールの予感は薄かった。せっかく強烈な西日を背中に受ける陣地を取ったのだから、もっとシンプルに相手のDF裏へボールをけり込んでも良かったと思います。相手が目測を誤る可能性だってある訳だし、まだ気温も高かったのでMFも体力を消耗せずに済んだはずです。
後半はパスが回り出し、サイドもいくらか有効に使えていましたが、それでも小さな局面で無理に突破しようとして詰まる場面が目立ちました。直後にユーロ2008のチェコースイス戦を途中まで見たのですが、日本と比べてチェコはフィールドの横幅をめいっぱい使っていたのがとても印象的でした。
あと、大久保は論外。本人はGKに股間を蹴られたといっていますが、そうであれば逆に痛がって審判にアピールして相手を揺動するくらいのマリーシアを発揮すべきところ。終盤に内田がフリーでシュートした場面(オフサイドと判定)では、GKは内田に軽くビンタをしていました。恐らく、GKは「時間稼ぎをするな!」とエキサイトしていたのでしょうけど、そこで内田はノーリアクション。倒れるなどしてアピールしていれば、GKを退場に追い込むことだってできたかも知れません。その点、松井はソツなかった。大久保が退場になった直後のもみ合いで、審判の目の前にいる相手DFを挑発してどつかせ、相手を退場に追い込みました。
まあ、こういうサッカーが良いとはいいませんが、大久保のような稚拙な行為をするチームだと見られると、今後の対戦相手はどんどん挑発してきます。国際大会で相手の挑発行為を抑止して精神的な駆け引きで優位に立つためにも、適度なマリーシアは必須です。
それにしても相手GKが良すぎた。大久保のヘディングシュートを止めた場面も見事だったし。俊輔のCKはほとんど捕球されましたが、並のキーバーだったらパンチングが精一杯だと思う。
しかし岡田監督の采配はどうなんでしょう。ロスタイム間際に2人交代した意図がまったくわかりませんでした。点を取りに行くにしても、引き分け狙いで行くにしても、もっと早く手を打たなければ意味ないし、時間稼ぎをしたいのなら2人いっぺんに替えるのではなく、別々に替えるという手もあったはず。それに、テレビの音声が意外と声を拾っていましたが、ほとんどの指示が例えばゴール前でシュートではなくパスを選択した選手に対して「自分で勝負しろ!」というような精神論的なものばかり。単に音声が拾えてなかっただけかも知れませんが、戦術的な指示が聞こえなかったのは気になりました。
まだ、岡田監督が良いとは到底思えません。
Japan 3 - 0 Oman
まあ快勝といえば快勝ですが、オマーンが悪すぎました
2点目の大久保のゴール、確かに俊輔のロングフィード⇒トゥーリオのかけ上がりからの落としは見事でしたが、あそこで大久保にマークがついて行っていないという事態はJリーグでも見られません。決めた大久保は冷静でしたが、出足が遅れていたし、格上の相手だったら恐らくしっかりマークがついてきて先に体を入れられてシュートすら打てなかったでしょう。
この他にも、全般的にオマーンは「おや?」と思わされる場面ばかり。前線からプレスをかけるのか、引いて守るのかもはっきりしませんでした。恐らく狙ったのは前者だったのが、序盤の日本の素早いパス回しで戦意を喪失したのか。
とはいえ、しっかり得失点差を増やしての勝利。もっと点を取れた感じもしますが、バーレーンにプレッシャーをかけるには十分な結果です(そのバーレーン、バンコクでタイに競り勝ったようですね。勢いに乗っています)。中澤、トゥーリオを中心にオマーンの選手を削りまくっていましたが、中東のチーム相手でもまったくフィジカルで負けなくなったというのも個人的には見ていて爽快でした。
松井もフランスに行ってずいぶんボール際が強くなりましたね。攻撃力はさることながら、相手ボールを奪う守備力も光っていました
少なくとも、海外組との連携を練習する良い「壮行試合」になったと思います。アウェーでオマーン戦、タイ戦と過酷な日程が続きますが、取り敢えずどっちも勝って最終予選への進出を決めてから最後のバーレーン戦と行きたいですね
Japan 2 - 0 Cameroon
イギリスのフットボール記事を読んでいるとよく「a flattering result(中身に見合わない結果)」という試合評がされますが,日本にはまさにそんな評価がふさわしい試合。でも,格上に勝った訳ですからそれは手放しで喜んで良いでしょう。それに,カメルーンはまだチーム作りの途上という感じでしたが,ほぼベストメンバーでエトーもフル出場しましたし,勝負も最後まであきらめなかった中で最後にダメ押し点を決めた勝利は価値があると思います。
アジアカップの敗因となった消極性は,少しは良くなったと思います。前半に出場したニューフェイスの大久保,前田,田中達也も積極的でしたし,アジアカップ組の加地も良い仕掛けをしていました。
後半に大久保と遠藤が退いてから中盤でほとんどボールをキープできなくなったのはちょっと気になりましたが,新しく招集されたメンバーばかりで互いのフィーリングがまだ合っていないという要因もあったと思います。ただ,中村憲剛に元気がないのが気になります。オシム・バッシングの一環で「監督に萎縮しているから」と書き立てるマスコミもいるようですが,Jリーグでも前ほどの活躍できていないので,オシムとの関係というよりは単に全体的に調子が落ちているように思えます。切れている時はびっくりするようなプレーができる選手なので,W杯までにはぜひ復調して欲しいものです。
トゥーリオはやっぱり良いですね 中澤とのCBコンビは見ていて安心感があります。あと1人くらい,同じくらいの体格と実力のDFがいるとW杯でも安心できるんですけどね。
それにしても解説の松木,うるさい
ボツワナと北朝鮮も参加する国際大会なのに,この試合の審判団はすべて中国人というかなり非常識なセッティング。微妙なプレーはことごとく中国に有利な判定というかなり露骨な待遇でしたが,それでもスコアレスドローに持ち込めたのは,日本にとっては結果的にとても良い経験だったと思います。途中,何人かは冷静さを失って審判への抗議や相手への少し激しめのタックルで警告を受けたものの,全体としてはよく守りきりました。Jリーグの基準に慣れている日本の選手は,国際試合で判定に混乱して無意味な抗議をする場面が見受けられますが,この試合に出場した若手選手たちは少なくとも「審判の傾向に気をつけながらプレーする」ことを学べたはずです。
中国は,自国開催のオリンピックに向けて「金メダル」の獲得を目指して半端ない強化をしており,U-22代表は今年,ヨーロッパ遠征でチェルシーやアーセナル,それにインテルミラノといった強豪と対戦しています。そのフルメンバーと相対したのは,オールスターなどでレギュラーを数人欠く日本。審判団が完全に有利な笛を吹いても勝ちきれないところが中国の限界でしょう。
試合の終盤は,簡単にファウルを取ってもらえるので,中国の選手は日本のゴール前ですぐにコケてフリーキックをもらっていましたが,中国チームの強化を考えると逆行する試合だったのでは? 本番ではあんなに簡単にファウルを取ってくれるはずもないし,結局は日本のDFを崩すアイディアもなく,崩そうとして試行錯誤すらできなかった訳ですから。
決勝トーナメントのこれまで2試合と同様,残念
韓国はやはりこれまで5試合で3得点というだけの攻撃力。まったく怖い感じはしませんでしたが,それよりも日本のつまらないパスミスとゴールに向かう消極性が今度こそ命取りになった試合。まあ,「ボールは持てるけど,ゴールに結びつかない」という課題はこれまでにないくらいはっきりしたと思います。シュートの正確さもイマイチですが,それよりはラストパスやシュートへ持っていく強引さを含めた全体的な姿勢の問題です。決定機を外した羽生や佐藤は,シュートまで持っていくだけまだ良いと思います(柳沢ならきっとパスしていた?)。今後の改善に期待です。
韓国,ピム監督が辞任だそうです。確かに攻撃に関してはチーム全体として日本以上にノーアイデアでしたが,若手中心でもあの守備の安定感はスバラシイ。ヒディンクほどの人材はざらにいる訳ではないのに,韓国は何を監督に求めているのでしょう。
優勝はイラクですね。母国の状況を考えると,良かったと思います。大会中に親族を亡くした選手も複数いたようですし。残念ながらこの勝利が平和に直接つながるとは思えませんが,どんなに少しでも状況の改善につながって欲しいと祈らずにはいられません。
今大会は全般的に,気候の影響もあって気合いが切れなかったチームが上位に残ったと思います。
Japan 2 - 3 Saudi Arabia
うーん,やはり恐れていた展開
日本はしっかりボールをキープしているものの,最後の勝負をしかけないうちに時間ばかりが経過。そうしているうちに不用意なパスのカットからカウンターを食らい,ファウル,フリーキックからの失点。
2得点ともよく追いついたし,その点,日本は本当に強くなっていると思いますが,どっちのゴールもセットプレーから。やはりオープンプレーからの得点を奪うには,ラストパスやシュートの前の強引なワンプレーが絶対に必要です。サウジの2点目,3点目はまさにお手本で,それをできないことが日本の今後の課題でしょう。
3位決定戦,勝てば2011年大会の予選が免除されるので,大事な試合です(しかも大会中に予選免除の条件が決まるってどうなの?<2-3日前に決まったばかりです)。対戦相手・韓国の試合も見たのですが,攻撃は単勝だし,シュートは少ないし,シュートしても枠に飛ばないので,これまでの試合を見る限りではあまり怖いという印象はありません。でも,日本が相手だとなるとモチベーションが2倍になるので,やはり大変な試合になるでしょう。
めまぐるしく攻守が切り替わる好試合。どちらもアタックの切れ味が素晴らしく,ゴールがもっと入っても不思議ではない試合でした。実際,ウズベキスタンは5本ものシュートがポストにはじかれ,1本はオフサイドでノーゴール(リプレーを見るとオフサイドは誤審)。
チャンスはウズベキスタンの方が多かったものの,サウジはカウンターが本当に良い。人数をかけずに決定的な形&フィニッシュまで持っていくので日本にとっては相当厄介でしょう。しかもゴールに向かうプレーがすごく早くて正確だし,フィジカルも強いし,後半になってもあまり運動量が落ちません。はっきり言ってオーストラリアなんかよりも手強そうです。
ウズベキスタンが特に苦労していたのはサウジの2列目からの飛び出しでしたが,日本は守備的MFとDFの連携が良いので,集中さえ切らさなければなんとか抑えられるはず。逆に,サウジはゴール前で素早くパス交換されてからサイドに振られるとDFが混乱する場面が何度かあったので,そこは狙っていきたいところ。いずれにしてもカウンターが怖いので,中盤で不用意にボールを失うことだけはやめて欲しい。
サウジとは,アジア杯予選で1勝1敗でした。日本もその時から進化していますが,それは相手も同様。大変な試合になりそうです。
いやはや,心臓に悪い試合でした
外せない会合があったもので,出来上がって帰宅してからのビデオ観戦。帰りの電車では意地でも結果を知ってしまわないように,iPodでPoliceのBonnarooでのライブをガンガンにかけ,中央線の液晶画面も目に入れないためにずっと下を向いていました。ちょっとした不審者です
勝ち進んだので結果オーライですが,この試合でも日本の消極性が気になりました。後半・延長と相手は人数も少なくなって足も止まっているのに,無難なパス回しばかり。疲れている相手を休ませてあげているような場面もいくつかありました。そこでガンガンたたみ掛けないところが優しすぎ。もっと意地悪にならなきゃ 。確かに変なところで勝負を仕掛けてボールを取られるとピンチになりますが,せめて前線のサイドに入った時くらいは,リスクも少ない訳だし,1対1の勝負をもっと仕掛けて欲しいところです。
とはいえ,一発勝負の大会でわざわざリスクを冒す必要もないので,大会後の親善試合ではもう少しリスクを冒した攻めを試すことが,今後のW杯予選を考えても必要でしょう。親善試合は失うものはない訳だし,実際にやってみないとどこまでが「大丈夫」なリスクで,どこまでが「ヤバイ」リスクか,感覚がつかめませんから。
それにしても川口はここぞというところでやりますねぇ
上記タイトルはロイターの記事からですが,そりゃ褒めすぎだろう 。ちなみに鈴木のことですけどね。良い活躍はしていますが,気持ちを前面に出す訳でもないし,ガットゥーゾと呼ぶにはスマートすぎるでしょう
明日の試合が楽しみです。
いやはや,こんな結果になるとは 。
でも,組織力は確かにブラジルの方が上でした。アルゼンチンはメッシの突破から何回かチャンスになりましたが,本当に決定的なチャンスは2回だけ(1度はリケルメのシュートがポストに嫌われ,もう1度はGKドニの好セーブ)。むしろ,ブラジルの組織的な守備に高い位置で奪われてピンチを招く場面が目立ちました。
とはいえ,ブラジルも決してスペクタクルな勝ち方ではなく,泥臭く守ってカウンターを仕掛ける戦術。ブラジル国民はこんなサッカーでも納得するんでしょうか?
しかし,ブラジルって期待されていないと強いですね。歴史的に見ても,ジーコの黄金カルテットでも優勝できなかったし,去年も勝てなかったし。逆に,優勝した1994年と2002年は下馬評がそこまで高くありませんでした。実はプレッシャーに弱い?
この試合に限って言えばですが,今の日本は,組織力ではどちらにも全く引けを取りません。特にアタックでの連動性は,日本の方が良い時もあるように思えました。オシムの戦術は確かにスバラシイですよ。ただ,アルゼンチンやブラジルがすごいのは,高いレベルの組織力に加えて,個人技でも局面を打開できること。日本のベトナム戦での巻の1点目は,俊輔の個人技からのセンタリングによるものでしたし,UAE戦の高原の右足での2点目も個人技の賜物。得点力のアップには,もう少し貪欲に個人で勝負する意識が日本の攻撃陣には必要なように思います。
Japan 4 - 1 Vietnam
先制されたのには少しびっくりしましたが,今大会のベトナムには確かに勢いがあります。決勝トーナメント唯一のホスト国となりそうですし(マレーシアとタイは敗退決定,インドネシアも可能性はありますが本気の韓国相手では難しいでしょう),頑張って欲しいものです。次は勢いが落ちつつあるイラク,もしかしたらベスト4も行けるかも知れません。
一方の日本,格下のベトナムが相手とはいえ,徐々に流れるような攻撃の頻度が多くなってきました。これでウォームアップ完了,これからが本番です。
次の相手,オーストラリアはタイに4-0で勝ったものの,試合内容はあまりよくなかったようなので,いくつか作れるであろう決定機を外しさえしなければ勝てるでしょう。ただ,気質の優しいアジア人にはない貪欲さがオーストラリアにはあるので,この試合こそはリードしても容赦なくたたみかけて欲しいところ。
遅くなってしまって今さらですが,一応。
UAEは今年1月のガルフカップで優勝したメンバーからだいぶ入れ替えていることもあるようですが,それにしてもあまりにも弱いとしか言いようがありません。アジアカップ敗退決定の第1号だそうですが,順当でしょう。
日本は前の試合と同様,もっと得点を取れた感じもしますが,高温多湿のコンディションであったことと,今後も試合が続くことを考えると,勝ち点3をゲットしたことで十分な結果ではないでしょうか。後半は見ていて本当に退屈ではありましたが。
しかし,10年ほど前は,格下であっても中東のチームはいつも苦戦していたことを考えると,日本のサッカーは確かに進歩している気がします。カタール戦は勝ち損ねましたが,2試合ともまったく危なげがなかったですから。
高原の決定力は流石ですね
当日は発熱して体調を崩していたそうですが,省エネで取った燻し銀の2ゴールでした。このくらい決定力のあるFWがあと1人いれば日本は相当強いんだけどな…巻,もうちょっとがんばれ。
それにしてもオーストラリア,どうしちゃったんでしょう。
